大韓民国を愛する国民の皆様を、
国立大韓民国臨時政府記念館にご招待します

大韓民国憲法は、「3・1運動により建立された大韓民国臨時政府の法統を継承」すると明記しています。当記念館は、まさにその憲法精神の内容と価値を広く発信する空間です。
当記念館は、大韓民国臨時政府が持つ歴史的価値を、次のように発信していきます。

第一に、当記念館は、皇帝が主権を有する大韓帝国から国民が主人の大韓民国へとつながる正脈を明らかにします。韓国の歴史において初めて民主共和制を実現した、発展的価値を高らかに謳います。それとともに、男女平等を初めて明文化し、女性議員を登場させたという事実から、先進的価値を強調します。
第二に、当記念館は、大韓民国が臨時政府時代の大韓民国から始まり、国の名称や年号、憲法、太極旗をはじめとする国家のシンボルをそのまま受け継いでいるという事実を明らかにします。大韓民国政府と国会が、臨時政府と臨時議政院を継承していることを確認します。
第三に、当記念館は、イデオロギーや闘争方法の違いを超えて統合を成し遂げた大韓民国臨時政府の歴史を高く評価しています。分化や緊張がある中でもついに統合を果たした臨時政府の歴史に、統一への知恵と道を求めています。それとともに、まだ見つかっていない参加人物を発掘し、彼らを全員、歴史の主役に据えていきます。

当記念館は、大韓民国臨時政府に関する資料の収集と学術研究に関する業務を行っています。世界中に散在している資料を収集・体系化し、世界中の独立運動史研究者たちの連携を通して幅広い研究につなげていきます。また、当記念館は、常設展示と特別展示を開催しています。常設展示では、大韓民国臨時政府の歴史をテーマ別に紹介しています。特別企画展示では年に2回、特別なテーマで展示を行っています。さらに、当記念館では、未来の世代が大韓民国臨時政府を記憶し、その歴史を誇りに思うことができるよう、青少年を対象にした多彩で創造性豊かな体験プログラムを実施しています。
独立館、西大門刑務所歴史館とともに「愛国のベルト」を形成している当記念館が、愛国の歴史を見て、感じて、心に誓うきっかけとなれば幸いです。

館長　キム・ヒゴン